マルクスの経済学研究は
マルクスの経済学研究は『資本論』として結実した。1867年に第一巻が出版され、1873年に第一巻第二版が出版された。マルクスの死後、エンゲルスが草稿を編集して第二巻と第三巻を出版した。
マルクスはスミスやリカードの労働価値説を発展させて剰余価値説をうちたて、これによって資本家による労働者の搾取を解明した。彼によれば、資本家は労働者が提供する労働力に対して賃金を支払い、支払った分を超える価値を生み出すよう労働させることによって、超過分を剰余価値として取得する。この剰余価値が資本の利潤となる。土地所有者が土地に対して得る地代、銀行が貸し付けた資金に対して得る利子は、この剰余価値または利潤の一部である。
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剰余価値説に基づく資本主義経済の運動法則の解明は、労働者階級の解放、階級の廃止という共産主義の理想に理論的根拠を与えることになった。
その運動は19世紀末から徐々に分岐し、大まかに言ってベルンシュタイン主義、カウツキー主義、レーニン主義という三つの潮流を生み出した。